オレンジペコ　アート部

この絵・・・だれの絵？





小椅子の聖母 （Madonna della Seggiola） 1514年
直径71cm | 油彩・板 | ピッティ美術館（フィレンツェ）

聖母子像を得意とし、イケ面の画家という評価があります。

その名は・・・ラファエロ・サンツィオ
ダ・ヴィンチやミケランジェロの作風を吸収して、自分の画風にまで高める
そんな力がありました。

この絵は立派な額に入っていますが、実は街にあった酒樽のふたに描いたと伝わっています。
エェェェ？
それは下書きのことでしょ？（っと、僕は考えるけど・・・）





不思議なのは、普通聖母とイエスの頭上には「光輪」があるのですが・・・
ここでは聖母と洗礼者ヨハネに描かれていることです。
なぜイエスに無い？

また聖母のターバンも気になりますネ。普通・・・ヴェールでは？
聖母子像に人間味が感じられ、その美しさに釘付けになる絵も珍しいと思います。
ピッティ美術館で、聖母と目が会った瞬間・・・そこから離れられなくなりました。  

これってなぁ～に♪♪これ・・・なぁ～に♪♪

映画「ダ・ビンチ・コード」で・・・
シオン修道会もう１人の総長が、今日の問題です。


海の泡から生まれた愛と美の女神ヴィーナス。

①「ヴィーナスの誕生」を描いた画家は誰？

②絵を所有する美術館は？



15世紀イタリアのフィレンツェでは、メディチ家によって
芸術家が庇護されていました。

この絵を制作した『サンドロ・ボッティチェリ』は
フィレンツェ黄金時代の申し子といわれています。

この作品は、ウフィッツイ美術館の至宝となっています。

ボッティチェリが描く女性は、彼の理想の女性と慕った
シモネッタ・ヴェスプッチですが・・・
22歳にして肺結核で亡くなっています。  

これってなぁ～に♪♪これ・・・なぁ～に♪♪

今日は皆がよ～く知っているけど、でも・・・知らない。
そんな「１枚の絵」からクイズです。



①この絵を描いた人は誰でしょう？
②題名を知っていますか？
③イタリア、ミラノのグラツィエ修道院のどこにありますか？
④この絵の横幅は、4.4ｍいいえ8.8m　どっち？

ヒントは・・・この映画


では、答えで～す。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』です。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁に描かれています。
横幅8.8m×縦4.6mの大きな壁画です。
壁画にはフレスコ技法が適しますが、レオナルドはとても描くのが遅い。
っで、顔料を油で溶くテンペラ技法で描いたのです。だからハガレやすく
傷みやすい。修復に２０年もかかりました。
現在は１日の入場者数を制限していますので、見学は要予約です

映画「ダ・ビンチ・コード」では、キリストには妻と子供がいたのでは？
という仮説が出てきます。
その証拠に・・・キリストの隣にいるのが妻であるマグダラノの
マリアだというのです。う～ん・・・目からうろこ！見える
さらにレオナルドは、シオン修道会という秘密結社の総長だったと
結論付け、だからキリストの秘密をこの絵の中に暗号として
仕込んだと言っています。（小説を読むとわかります）

次回は、シオン修道会もう１人の総長が登場します。  

これってなぁ～に♪♪これ・・・なぁ～に♪♪

上戸彩主演のドラマ「絶対零度～未解決事件特命捜査～」にて、
下の写真：女神像が登場しました。
場所は「多摩センターのパルテノン大通り」でロケをしていました。




①この像の名前は・・・なぁ～に？

②この女神像は・・・なんの女神でしょぅ？

③おぉっと、スポーツ用品のメーカーさんが名前を使ってるぞ

この像は、ルーブル美術館の顔とも言われています（顔はないのに・・・）

では、答えです。

①「サモトラケのニケ」という女神像です。発見された場所が
　サモトラケ島なので、こう呼ばれています。
　台座の船の先端で翼を広げ、強い風に薄地の衣服が張り付き・・・
　？ん？船のへさきに舞い降りた女神・・・
　それって、映画「タイタニック」？

②「勝利の女神」です。
　ギリシャ文明の彫像の中で、女神ニケを題材にしたものとして貴重な彫像です。

③スポーツメーカーの「ナイキ」です。
　社名の由来は、社員の一人ジェフ・ジョンソンが夢で見た、
　ギリシャ神話の勝利の女神「ニーケー　(Nike)」からと言われています。
　翼を開く勝利の女神・・・カッコイイですもんネ。